LINEで送る
Pocket

子どもがご飯を食べてくれない

いまや、子どもがごはんを食べてくれないことは、日本のお母さん達の共通の悩みとも言えます。

どのお母さんに相談しても、みんなそのことで悩んでいるので、子どもというのはそういうものかなと思ってしまいがちですが、生物としてごはんを食べないというのは本来異常なことです。

では、なぜ人間の子ども達、いや日本人の子ども達はごはんを食べてくれなくなったのでしょうか?

これには二パターンあります。

それぞれのパターン毎に、原因と対処法をお教えします。

sponsored link

ご飯(お米)もお肉も野菜も、とにかく何にも食べてくれない

気まぐれの子ども

普段から食が細く、好きな食べ物と嫌いな食べ物がはっきりしないパターンです。気が向いたときには少し食べてくれることがありますが、機嫌を損ねるとなかなか食べてくれません。

体重増加が少なく、深刻に悩んでいるお母さんが多いです。

原因

この場合、原因を探すのは難しいです。おそらく、何かきっかけになる出来事があって、それがトラウマとなり食事自体が嫌になっている場合が多いようです。

何かを食べたとき、味が嫌だった、辛かった、食感が嫌だったなど、不快になる出来事があったことが考えられます。

しかし、その出来事を探す必要はありません。

対処法

このような子どもの特徴は、何も食べていないのに比較的元気であることと、体重の増加があまりみられないことがあげられます。

エネルギー代謝がケトン体代謝であることを示しています。しかし、供給されるべき脂質が少ないため、タンパク質が分解されていくカタボリックの傾向になっている場合があります。

この場合、必要な栄養素は炭水化物ではなく、タンパク質と脂質です。

したがって、良質なタンパク質と脂肪が適切に供給されさえすれば、すぐに正常に成長することができます。

初めは、MEC食などで良質な動物性タンパク質のみを与えてみるとよいと思います。

この際、炭水化物や糖質、果物は一切与える必要はありません。

卵アレルギーがなければ、ゆで卵や卵焼き、目玉焼き、スクランブルエッグなどに、いろんな卵料理でアプローチしてみるのがよいでしょう。

そして、それが食べれるようになってきたら、ビタミンCを含む野菜を取り入れ、まずは身体の栄養素を満たしていくことが大事です。

卵アレルギーがある場合は、鶏肉から始めるとよいでしょう。

鶏肉は、豚肉、牛肉よりも融点が低く、動物性タンパク質の中では最も消化しやすいタンパク質です。

あまり食事を取らない子どもの場合は、急に牛肉や豚肉を摂取すると、うまく消化できないことがあるからです。

また、鶏肉でもいろんな部位を与えるように工夫してみるとさらにいいと思います。

卵アレルギーが無い場合も、卵が食べれるようになったら鶏肉にトライしてみましょう。

 

そして鶏肉がうまく食べれるようになったら(排便に異常がなければ)、豚肉、牛肉の順で徐々に食べられるタンパク質を広げていきましょう。

牛肉までしっかり消化できるようになれば、食に対して自分で選択できるようになります。

すると、野菜に対しても積極的に食べれるようになるはずです。

(ここまで個人差はありますが、およそ一、二ヶ月はかかります。根気強くやることが大事です)

炭水化物(お米やパン)は食べるが、それ以外は食べたがらない場合

炭水化物は食べるけどタンパク質や野菜は全く食べない子ども

このパンばかり欲しがるという子どもが、最近の日本にはとても多いように思います。

何も食べてくれない子どもに比べ体重増加もあるため、とりあえずはご飯を食べたから良しとしようとするお母さんが多いようですが、実際は重大な栄養失調状態に陥っている場合が多いです。

あまりに酷い場合は、アフリカの栄養失調の子どものように身体は細いのにお腹だけがポッコリ飛び出している、クワシオルコルになっている子どもも見たことがあります。

一見、何も食べてくれない子どもよりも対処が簡単なようにも見えますが少々道のりは長くなります。

原因

きっかけは、何も食べてくれない子どもと同じように、何か出来事をきっかけに食事に対してトラウマを持ってしまったことにあります。しかし、異なるのはその先です。

パンやご飯に含まれる糖質やグルテンの中毒になってしまっているのです。

こちらの記事に書きましたが、パンにはグルテンが引き起こす強い中毒性があります。

ご飯はパンほど中毒性は強くありませんが、糖質を摂取したときに脳内から快楽物質であるドーパミンが放出され、その快感に対して中毒になっている場合があります。

まずはこの中毒から抜け出さないかぎり、他のたんぱく質を食べてくれるようにはなりません。

対処法

中毒から抜け出すためにやることは、まずは一旦炭水化物を完全に断つことです。

パンはもちろん、ご飯もパスタも与えてはいけません。

言い方は悪いですが、要するに麻薬のシャブ抜きと同じです。

だいたい3日から一週間くらいかかります。その間、子どもは激しいイヤイヤ期に陥ります。

平日にやるとしんどいので、休日や連休前日から始めるとよいでしょう。

シャブ抜きの間は、卵アレルギーがなければ卵料理を、卵アレルギーがある場合は鶏肉やチーズ、ソーセージなどでしのぎましょう。

食べれる野菜があれば、それを与えてもかまいませんが、サツマイモやジャガイモ、とうもろこしなど糖質の多いものは避けます。

数日断つと、子どもが落ち着いてくるのが分かります。

落ち着いてきたら、上記の「何も食べてくれない子ども」の対処法に従って、食べられるタンパク質の幅を広げていきましょう。

最後に

ご飯やパンはこの先、ずっと与えてはいけないのか?と思われるかもしれません。

答えはイエスです。

しかし、それでは精神的に不安だという方もたくさんいると思います。

どうしてもご飯やパンを与えたい場合は、お昼ご飯だけにするとよいでしょう。

お昼は子ども達は活発に活動しており、摂取した糖質もすぐにエネルギーに変換されるため、血糖値が上昇してもさほど影響なく正常に戻ります。

 

また、どちらのパターンにも言えることですが、作った料理を食べてくれないからと言って、ご飯に顔を描いてみたり、フードアートのようなことをするのはあまりよくありません。

できるだけ材料が分かる形で出してあげることが大事です。

そして、できれば大人が食べるものと同じように出してあげることで、子ども達が急に食べ始めることもあります。

子どもの食事と思って、子どものお皿だけ何か特別なことをすると、子ども達は自分が食べているものだけが特異にみえることもあります。

お母さんやお父さんが食べているものと同じように出してあげることもひとつの作戦です。

どうしてもフードアートのようなことをしてあげたいのであれば、お母さんやお父さんにもしておくべきです。

子ども達は、お父さんとお母さんが美味しいと言って食べているものを食べたいと思っているのです。

関連記事はこちら