LINEで送る
Pocket

寝起きに機嫌が悪い子どもの理由

朝、子どもが起きてきたときに機嫌が悪いと、支度にものすごく時間がかかります。

子どもが昼寝から起きてきたときに機嫌が悪いと、叱ってばかりの一日になってしまいます。

 

子どもはなぜ寝起きに機嫌が悪くなるのでしょうか?

 

「それは子どもだからしょうがない」

 

そう思われるかもしれません。

しかし、多くの場合は栄養失調が原因なのです。

sponsored link

現代の子どもは栄養失調

以前、こちらの記事で現代の子ども達、特に日本人の子ども達は栄養失調だという記事を書きました。

不足している栄養素は、まずタンパク質です。そして脂質ミネラルビタミンとなります。

逆に過多なのが、炭水化物です。

野菜には期待するほどミネラルやビタミンはありません。

現代の野菜と炭水化物中心のメニューでは必ず栄養失調に陥ります。

 

本来、子どもというのはケトン体エンジンをメインにして生まれてきます。

それを炭水化物過多な食事によって無理やりブドウ糖エンジンにさせれているのが、現代の子ども達の特徴です。

寝起きの機嫌が悪くなるのも、結局ブドウ糖エンジンがメインであるためと言ってしまうこともできるかも知れません。

朝機嫌が悪くなる理由

子ども達さえ機嫌よく起きてくれれば、朝ごはんも着替えもスムーズに進み、気持ちよい朝が迎えられます。

朝から子ども達の機嫌が悪いと、ただでさえ忙しい朝が本当に辛い朝になってしまいます。

仕事に間に合うように子ども達を保育園や幼稚園に送るためには、実際のところ子ども達の機嫌というのがとても大きなパラメーターになっています。

子どもの睡眠不足とは?

朝、子ども達の寝起きの機嫌が悪くなる理由のほとんどは、睡眠不足です。

機嫌が悪くなりやすい子どもは、まず自分から起きてくることはありません。

大抵の場合は、本当はまだ寝ていたいのに、親が無理やり起こしてくるケースがほとんどです。

 

朝の機嫌を良くするためには、まず睡眠不足を解消することが重要です。

 

子どもが睡眠不足になる原因を考えてみましょう。

子どものいびきが示すこと

子どもが夜寝ているときいびきをしている場合は、寝ているときに低血糖状態に陥っている可能性が高いと考えられます。

本来、食べ物や飲み物を飲み込むときに、気道側に食べ物が入り込んでこないように、舌根が気道をふさいでくれています。

これは意識していなくても勝手に塞いでくれるのですが、この機構を司っているのが、脳の呼吸中枢です。

呼吸中枢は私達が呼吸をしているときにはきちんと気道側を開くように制御しています。

しかし、睡眠時にこの呼吸中枢がうまく働かなくなると、舌根を持ち上げる筋肉に指示が行き届かず、喉をふさいでしまうのです。

呼吸中枢がうまく働かなくなる原因は、低血糖状態であるからです。

低血糖状態では、脳に十分なブドウ糖が行き渡りません。すると、呼吸中枢にまわすブドウ糖が不足してしまい、このような舌根の沈下現象、すなわちいびきが起こってしまいます。

なぜ睡眠中に低血糖状態に陥るのでしょうか?

これは夜ご飯の糖質摂取(炭水化物や砂糖、果物、ジュース)の摂取が原因です。

糖質の過剰な摂取が睡眠中の低血糖状態を引き起こし、その結果、脳に送り込むブドウ糖が不足し、舌根を支える筋肉に脳から指示が行き届かなくなるのです。

 

夜ご飯の炭水化物を減らすことによって、子どものいびきの多くは改善されます。

自律神経を乱すアドレナリン

低血糖状態が招くもうひとつの問題は、闘争ホルモンであるアドレナリンの分泌です。

低血糖状態から血糖値を挙げようと、体の中では様々なホルモンが分泌されます。

そのうちのひとつがアドレナリンです。

アドレナリンは闘争ホルモンとも言われ、人を攻撃的にさせます。

もし、これが睡眠中に分泌されると、本来睡眠中は副交感神経優位の状態でなければならないのに、交感神経優位の状態になってしまいます。

身体は寝ているのに、頭は闘争しようとしている状態なのです。

このような状態で10時間寝たとしても、子どもは十分な睡眠は取れません。

自分から起きてくることはありません。

このようなことが続くと、自律神経失調症になる可能性もあります。

 

これも、夜ご飯の炭水化物、糖質、果物の摂取量を減らすことで、改善することができます。

鼻中隔軟骨の成長遅延

口呼吸で息をしてしまう理由のひとつに、鼻中隔軟骨の成長遅延が考えられます。

鼻中隔軟骨は鼻の穴を左右に分ける壁の軟骨です。

この成長が遅れると、必要な呼吸量に対し、十分な気道が確保できず、自然に口呼吸になってしまう場合があります。

顔のバランスに対して、鼻が小さく感じる場合は、鼻中隔軟骨の成長遅延である可能性が高いと言えます(特に肥満の子どもに多い)

この成長は主に鉄分とビタミンCの反応によって成長が促進します。

子どもの体に貯蔵されている貯蔵鉄の量が少なすぎると、成長が遅れます。

サプリメントの投与を含め、しっかりと鉄分補給をすることが大事です。

昼寝で機嫌が悪くなる理由

昼寝からおきたときに機嫌が悪くなる場合も理由はほとんど同じですが睡眠不足が原因となることはありません。

アドレナリン全開で起きてくる子ども

子ども達の多くはお昼ごはんを食べた後にお昼寝をします。

しかし、このお昼寝の最中に身体の中で低血糖状態となり、それを回復しようとしてアドレナリンが分泌され始めていたらどうなるでしょうか?

お昼寝の時間がお昼ごはんを食べた後、一時間から二時間くらいだとすると、ちょうどアドレナリンが分泌されている状態で起きてくることになります。

まさに闘争本能全開で起きてくるわけです。

本人も寝起きなので、訳も分かりません。

でも、なにか攻撃したくてしょうがないので、泣いたりわめいたり、誰かを攻撃したりしてくるのです。

当然、そんな状態の子どもに親がどうこう対応したところで落ち着くわけがありません。

(糖(お菓子)を与えれば再び低血糖状態になって落ち着くかもしれませんが、それはただの麻薬中毒者と同じです)

 

つまり、昼寝から起きてきたときの機嫌の悪さは、ほとんどの場合、闘争ホルモンアドレナリンが原因なのです。

これを解消するためには、お昼ご飯の炭水化物、砂糖、果物を減らすことです。

もし、三時のおやつの後に昼寝をするようなら、おやつを止めるか、糖分の少ないものに変えてみることも一つの策です。

ケトン体エンジンだったらどうなるのか?

昼食の後に眠たくなるのは、大人であれ子どもであれ、糖質を摂取した後に上がりすぎた血糖値を下げようとして、インスリンが分泌されることが原因です。

決して、夜の睡眠不足を補うために起こるものではありません。

インスリンが分泌されば、血液中のブドウ糖の代謝を進め、必要のないものは脂肪酸に変換され貯蔵されます。

しかし、この分泌量が多すぎると、あっという間に低血糖状態に陥ってしまい、脳に送り込まなければならないブドウ糖が不足します。

これが、昼食後に眠たくなる原因です。

 

しかし、これはブドウ糖エンジンをメインに使用しているため起こるのです。

 

もし、ケトン体エンジンを普段からメインにしていれば、速やかに脂肪酸からケトン体が生成され、脳にエネルギーを送り込むことができます。

この場合は眠たくなりません。また、上で書いたいびきの原因となる舌根の沈下も起きません。

 

子ども達が普段からケトン体エンジンがメインであると、そもそもお昼寝自体が少なくなります。

お昼寝がなければ、寝起きもない。寝起きがなければ機嫌が悪くなることもない。

(ずっと起きていられる方が大変かもしれませんが・・・)

まとめ

子どもが寝起きに機嫌が悪くなるのは、寝る直前の「糖質摂取」が主な原因です。

これらを控えるか、あるいは量を減らすことによって、子ども達の睡眠の質の向上、無駄なアドレナリンの分泌などを抑制することができます。

現代の子ども達の炭水化物過多な食生活が、寝起きの機嫌にまで作用しているのです。

 

少しずつ炭水化物を減らし、おかず(特に野菜より肉や魚や卵)を増やしていくことが最も効果がある解決策です。

また、同時に鉄分補給を行えば、鼻呼吸が自然にできるようになってきます。

 

「機嫌が悪いときの子ども達への対応の仕方」などのアドバイスを実行しても根本的な解決にはなりません。

関連記事はこちら